疾患別治療方針
treatment plan

脳性麻痺のリハビリテーション

生まれる前後に起こった脳の障害によって、運動機能の発達に異常が起こり麻痺が生じます。運動学習が通常とは異なった方向ですすんでしまい、成長とともに二次的な骨関節の変形が起こります。早期に予後を判断し、適切に介入することでその予防を行います。早産や低出生体重の赤ちゃんなど、できるだけ早めに受診、相談してください。

先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)

女児、冬生まれ、家族歴、向き癖などの危険因子から早期発見、治療を行うことで、手術や成長終了後の後遺障害を最小限にとどめる努力を行っています。3-4ヵ月検診前に相談できる場所を用意するため、乳児股関節の診察を無料で行っています。
日本発の合併症の少ない治療である牽引療法については、筑波大学附属病院や茨城県立医療大学付属病院と連携して行っています。

診療時間について

スポーツ障害

成長期に多い踵や膝周囲の骨端症、足関節捻挫、肉離れなど、スポーツ活動を頑張るこどもたちの怪我に対して、リハビリテーションを通して早期回復、パフォーマンスアップを目指します。治療を行うと同時に、怪我をする前よりも強くなるために、患者指導にも力を入れています。

こどもの腰痛症

こどもにも増えてきた腰痛症。運動不足。姿勢不良。オーバートレーニングなど、様々なところにその原因が潜んでいると考えられます。
レントゲン検査での異常の有無だけではなく、生活習慣の見直しを行うことで、トータルで腰痛をケアしていきます。

脊柱側弯症

運動器検診を契機に発見されることの多い側弯症。初期の可動性の良好な側弯症に対して、運動療法による治療を行っています。コルセット治療や手術加療をなるべく少なくさせるためには早期発見、治療の開始が必要です。気になる方はぜひ一度診察を受けてください。

O脚(あしのかたち)

主に乳幼児期の脚のかたちを診ています。歩き始めから気になっていた。よく転ぶ。伸長が低い。走るのが遅い、などなど。様々な脚の問題に対して、小児整形外科医の視点から診断、解決へと導きます。

扁平足

足のかたちだけではなく、足趾の使い方や力の入れ方に間違いが生じています。将来的な変形の予防だけではなく、スポーツ活動への応用や、靴の選び方などの相談にも乗ることができます。

あたまのかたち

茨城県南地域で初めて、あたまのかたちを専門に診る外来をスタートさせました。見た目の変形を治療するのみではなく、その過程で身についた運動の左右差についてもトータルで対応しています。ヘルメット治療に関しては自由診療として行っています。まずは整形外科初診外来を受診した際に相談してください。

その他

ここにはこどもの疾患を中心に紹介しましたが、両親や祖父母など、大人の診療も行っています。気になるところはぜひ一度相談してみて下さい。